5YA

卵巣がんステージⅣ経過観察中のヤツ。のメモ帳。

歳の離れた友情ものが好きな方へ。『マダムが教えてくれたこと』ユニカ著

12月のお屋敷帰宅まとめを書いていて。
担当・蓮見さんの選んでくれたカップがノリタケのヨシノ(Tさまにグリーン、私にピンク)
…だったので、さすがにヨシノぐらいは画像持ってるだろ。と、写真フォルダを漁ったけどない。

ホテル西洋銀座に行った時の写真があるかとインスタグラムのpostも掘ったけどない。 *1

うーん🤔
そういえば。
どこかの漫画で出てきたぞ。これヨシノだよねぇって嬉しくなった覚えが。
Kindleのライブラリを見てみよう。

多分これ…あった。
ユニカさんの『マダムが教えてくれたこと』第2章 紅茶3、3ページ目。
これヨシノだと思うんだけどなー。

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ユニカ・著『マダムが教えてくれたこと』より

言及してるコメントとかないかとユニカさんのTwitter掘ったけど見当たらず。検索結果もなし。
まあでも、マダム漫画新作読めたからいっか✨

こういうタッチの絵柄って、画力がある人しか自在に使えないからめちゃ好き💖
作者さんは「クセのある絵なので人を選びます」とレビューに書かれて喜んでおられた。よき☺️

作品をご存じない方のためにざっくり説明。
女性カフェ店員さん(若い)と、彼女の勤務先常連客のお洒落な老婦人(マダム)の交流を描いた日常短編連作。
マダムは毎回発見・刺激・ときめきをくれる憧れの存在。
髪の色、靴、ベルト、ボタン、姿勢、佇まい、考え方。あらゆるところに惹かれていく主人公。

中でも好きなエピソードは「リップ」

毎回口紅の色が違うマダム。から、「貴方の口紅も素敵ね! どうやって選んでるの?」と返されて、しどろもどろな主人公。
彼女は洋服の色によって変えるとかではなく、「イエベなので…」「肌の色で…」と歯切れ悪く、言い訳するように答えてしまう。

普通ならここでアドバイスの一つもしそうなもんだけど、マダムは違って
「教えてちょうだい!!」
と楽しそうに質問する。「私そういうのに疎いから全く気に留めてなかったの」と。
さらに、パーソナルカラーでの選び方をしている主人公に

「だってとても貴方らしくて凄く似合ってるんだもの!」
「私もそうなれるかと思うとワクワクしちゃう!」

そう来たか。ですよ。*2

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そう来たか(個人)

年を重ねると自分の考えに凝り固まって、御高説たれたりしがちなのに、新しいやり方を否定せず、孫娘のような若い子に素直に「教えてちょうだい」と言える。
素敵なわけです。
あー。こういう人になりたい。

こんな風になれるまで。こんな大人になれるまで生きたい、というか。生きられればいいなー。

*1:西洋銀座のお料理写真はあるけど、ティーカップ写してないっぽい

*2:ピクトグラム制作 @namaegamaigo_ さん